アナログのあたたかさと
デジタルのスピード感で、
お客さまの「困った」を
「ありがとう」に。

新潟県燕市
（有）コウエイ
阿部正夫　淳　智樹

「コウエイさんに頼めば、何とかしてくれる」
親子三代、そんな存在であり続けたいです。
ーーー阿部正夫（代表取締役）

うちの店は昭和54年5月1日の創業ですから、今年で45周年になります。せがれの淳が店長として、そして昨年からは孫の智樹も一緒に働いています。
私たちの仕事は、商品を売って終わりではありません。いつも快適にお使いいただけるよう、5年、10年…とずっとお世話させていただく責任があります。そういう意味でも、孫がこの仕事を継いでくれてよかったなぁと思っています。

昔は大工さん、畳屋さん、板金屋さんなども身近なところにいたものですが、いまは専門店がどんどん減っています。畳の表替え、サッシの取り替え、雨樋の修理、庭木の剪定などなど、家のことで何かお困りごとがでてきても、どこに頼んだらいいのかわからない時代だと思うんです。そんなときは何でも私たちに相談してくれたらいい。私たち街のでんきやは、いつもお客さまのそばにいて、お客さまの気がかりを解決する仕事。にこやかな笑顔とともに「ありがとう」という言葉をいただくとき、こんなにも人さまに喜んでいただけるなんて、自分は幸せな仕事をしているなぁと実感します。

うちの店の人柄を知ってほしくて、
アナログ感満載のかわら版『Smile通信』をお届け。
チラシではなく、レターのつもりです。
ーーー阿部淳（店長）

うちの店は年に4回ほど、『Smile通信』というかわら版を発行し、広く地域のみなさまにお届けしています。内容は商品のことよりも、家族で旅行に行った話とか、日頃感じていることとか…。「コウエイせがれの淳です」とか、息子の智樹が店に入ってからは「コウエイ孫の智樹です」という書き出しで、手書きのレターをお届けするような気持ちでつくっています。
これを始めたのは、「私たちは、こんな人間ですよ」と、うちの店の人柄を知ってほしいと思ったから。街のでんきやというのは、テレビやエアコンの設置やメンテナンス、電球の取り替えなどで、お客さまのお宅に上がることも多い仕事。どんな人間が来るのかわからなければ、お客さまも不安だと思うんです。

この『Smile通信』のおかげか、新規のお客さまからのご依頼も増えています。こちらは初対面なのに、「あー、せがれの淳さんね」と、昔からの知り合いのように接していただいたりします。お客さまのなかには、『Smile通信』はチラシと違って捨てられないとファイリングしている方もいらして、本当にありがたいですね。

街のでんきやデビューして一年。
SNSなどデジタルを活用し、
サービスに新しい息吹を吹き込んでいきます。
ーーー阿部智樹

僕は子どもの頃からサッカーに打ち込んできて、店の手伝いをしたこともなかったのですが、将来のことを考えたとき、僕を育ててくれたこの店を継ぐ決心をしました。この仕事を始めて一年になりますが、日々感じているのは、現場はひとつひとつみな違うということ。電気の配線ひとつとっても、そのお宅の状況に応じてベストな工事をしなければと、親父の背中を追いかけています。
毎日が学びの連続ですが、僕が新しく始めたこともあります。店のLINE公式アカウントやインスタグラムの開設です。お客さまとLINEでつながっていれば、お使いの家電にトラブルがあったときも、写真を送っていただくことで状況が把握しやすく、スピーディな解決に役立ちます。

インスタグラムは、『Smile通信』がアナログかわら版だとすれば、いわばデジタルかわら版。コウエイのことを知らない方にも広く、どんな店か知ってもらうためのツールとして活用したいと思います。
デジタルの活用はまだまだ始めたばかりですが、僕なりに新しい試みにも積極的に取り組んでいきたい。しかし、根っこにあるのは、祖父や親父が貫いてきた「お客さま第一」に考えて行動する姿勢。お客さまに誠実であることをモットーに、時代に応じて進化し続けたいと思います。

お客さまのお話

高額な商品を勧めようとするわけではなく、
うちの暮らしにふさわしいものを選んでくれる。
だから安心感がある。また頼もうという気になりますね。

M様ご夫妻

ふつう商売をやっていると、高いものを売りたくなると思うんです。だけど、コウエイさんの場合はそうじゃない。この前テレビを買い替えたときも、ちょうどタンスの間に置けるくらいのコンパクトサイズを勧めてくれた。その人その人の生活に応じたものを提案してくれるから、非常に安心感があるんです。小さなこともすぐ駆けつけてくれるし、どんなことでもお願いできる。今日も、シロアリが発生しないよう、床下の消毒をお願いしたばかりです。『Smile通信』を読むのも、私たち夫婦の楽しみです。