パナソニック・ホームパナソニックの店トップ > お客さまと店の間に“それぞれの物語” > 上五島を愛するでんきやさんの話(でんきやイシダ)

島のお客さまとは家族同然のお付き合いなんです。
「うちのおふくろ、イシダの電話番号だけはわかっとる」と、島のお客さま。

私たちが住んでいるのは、五島列島の上五島。九州の西、長崎本土から
高速船で1時間30分ほどのところで、江戸の昔の隠れキリシタンの島
として有名です。うちの店は、私の父が当初は時計屋として開業したん
ですが、その後、電器屋になりました。私が生まれた昭和30年代
はじめは人口も56,000人ほどあったんですが、いまは
21,700人ほど(2013年11月現在)。高校を卒業すると島を離れる
人が多く、世帯数は昔とそんなに変わらないんですが、ひとりでお住まいの
お年寄りの方が多くなりましたね。私もいったん島を出たんですが、
30数年前に島に戻って電器屋を継ぎました。いまでこそ、ちょっと大きな
量販店さんもできましたが、島の電化生活をサポートしているのは、
主に私たちのような “街のでんきや”。まあ、“島のでんきや”といっても、
そんなに特別変わったところもないとは思うんですが…。
本土とちょっと違うところといえば、全ての運搬が船ですから、
流通もちょっとだけ時間がかかり、商品や修理部品の発注締め切り時刻が
本土より早いこと。それと上五島にはサービス拠点がありませんから、
電気製品が故障したとき、本土に送ることになる。
でも、それでは日数がかかってしまいますから、お客さまにご不便を
おかけしないためにも、できるだけ自分のところで修理できるように
腕を磨きました。だから、修理には自信があるんです。修理については
ひょっとして、自分のところでするぶん、本土よりも早いんじゃないで
しょうか。本土の量販店さんなどで買われたものでも、
お困りでしょうから、ご依頼があれば修理させていただいています。

「上五島にはサービス拠点がないから、修理にはめっぽう強くなりましたね。」-父 石田敬一

お客さまにはお年寄りの方も多いですから、何かあるとすぐ、「ちょっと
来てくれないか」とお電話がありますね。この渡辺さんちの
おばあちゃんもそうなんですが、「ガスがつかない、すぐ来てほしい」
とのことなので、クルマで30分ほどかかるんですが駆けつけると、
お湯を沸騰させてガスコンロが濡れていただけ。故障じゃない故障で
呼ばれることも、しょっちゅうですね。息子さんも、「うちのおふくろは
他のことはわからんでも、なぜか、イシダの電話番号だけはわかっとる」
と笑っていらっしゃいます。店にもよく顔を出してくださる本浦さんとは、
父の代から45年ほどのお付き合い。上五島でいちばん早く
大型テレビをご購入いただきましたし、ほとんどすべての電化製品を
お世話させていただき、お宅のことは屋根裏から床下まで手にとる
ようにわかります。以前ホームカラオケを買っていただいたときは、
島の方々を集めて大宴会。「イシダさんは、うちの長男、うちの家族」
とおしゃっていただけるような間柄なんです。

「この島から、電器屋を失くさない。そんな思いで帰ってきました。」-息子 石田正嗣

僕、福岡の電器屋さんで修業していたんですが、今年、大学時代に
出会った彼女と上五島に戻って結婚し、三代目として店で働いています。
お客さまからは、「おー、息子がヨメと帰ってきた」と、孫のように
可愛がられています。出歩くのにご不自由されているおじいちゃんや
おばあちゃんも多いですから、乾電池1個でもお宅までお届けしてるん
です。「ついでん時で、いいけんね」なんて言って、1日に2~3回電話
があったりするんですけどね。まぁ、お話相手にもなってさしあげたい
ですし、代わりに買い物に行ったり、銀行までクルマに乗せて連れて
さしあげたり、ホントの孫のように思っていただけたらと思うんです。
うちの島、人口は減ってきていますし、今後は店じまいせざるをえない
電器屋さんも出てくるかもしれない。でも、電器屋を絶やしてはいけない。
そんな思いで帰ってきました。お売りした限り、ずっと面倒をみさせて
いただくのは僕らの務めですし、電器屋がなくなったら島の方々が
困ります。 僕たち夫婦、“島のでんきや”として、この上五島で、
父母そして島の方々と生きていきます。

お店の情報

店名 でんきやイシダ 店舗詳細へ
電話 0959-42-0145
住所 〒857-4211 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷901-11
※ここでご紹介したサービスは、その店独自のものです。すべての店で行われているものではありません。
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