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	創業者である会長が店を始めたのが、昭和53年。ちょっと縁を感じますが、僕と同い年なんです。
	僕は18歳のとき、店の求人広告を見て就職したのですが、その頃は、電器屋さんって
	テレビや冷蔵庫を売るくらいの認識しかありませんでした。現会長や先輩方について
	必死で仕事を覚えていくなかで、あるとき出会ったのが、
	松下幸之助氏の「売る前のお世辞よりも、売った後の奉仕」という言葉です。
	この教えには本当に感銘しました。街のでんきやの真髄だと思いました。
	実際、うちの店も昔から、アフターフォローを非常に大切にしています。
	「商品バースデー制度」といって、ご購入いただいた大型商品は長年お使いいただけるよう、
	定期的に点検訪問。エアコンの場合は年に一回、夏を迎える前の1月中旬から3月末にかけ、
	これまでご購入いただいた400軒ほどのお宅、台数にして800台以上の無料点検に
	伺っています。一台一台、フィルターを外して水洗い。すみずみまでクリーニングしたら、
	カビ防止スプレーをシューッ。そして、ちゃんと快調に運転するか、動作を確認。
	リモコンの電池も忘れずチェックし、消耗していれば交換しておきます。
	毎年の点検が功を奏してか、夏の暑い盛りにもトラブルのご連絡をいただくことは
	ほとんどありませんし、お客さまからは、「エアコンは絶対、あすかでなくちゃ」という、
	ありがたいお声をいただいています。お客さまからの信頼が、うちの店の宝物ですね。
	

	お客さまのなかには、ひとり暮らしのお年寄りも大勢いらっしゃいます。
	実は先日、本当に許せないんですが、そのうちのお一人が振り込め詐欺にあいそうになったんです。テレビのニュースなどで耳にするように、何人もがグルになって実に巧妙に仕掛けた
	詐欺だったようですが、危うく難を逃れることができました。しかし、それがトラウマに
	なったのか、そのおばあちゃん、「電話に出るのが怖い」と涙ぐみながら僕に訴えるんです。
	身近でこういうことが起こってしまい、僕もショックを受けました。
	本当はもっと早くに手を打っておけばよかったと思いつつ、迷惑防止対策のついた電話への
	お取り替えをご提案。とにかく、ちょっとでも不審な電話があったら相談してね、
	とおばあちゃんにはお伝えしておきました。
	

	うちの店は12名のスタッフがいますが、だいたい午前中はお客さまのお宅に伺って、
	お困りごとの解決にあたっています。そのときはご相談ごと以外にも、
	アンテナが傾いていないか、ドアの蝶番がギーギー鳴かないか、
	洗濯機からカビ臭がしていないかなど、五感をフルにはたらかせ、
	お客さまが気づいていないようなことも、先に気づいて解決してさしあげるよう心がげています。
	しかし、なかには、「直さないままでいいよ」とおっしゃるお客さまもいらっしゃいまして。
	その方、ご主人を亡くされた70代くらいの奥さまなんですが、月に一度くらい、
	インターホンのカメラの調子がおかしくなり、その都度、僕が見に伺っています。
	リセットすれば直すこともできるトラブルなので、「根本的に直しますよ」と申し上げたんですが、
	「直さなくていい」とおっしゃるんです。その理由が、「あすかさんにちょくちょく来てもらう
	ための口実にしているの」。おひとりですと、いろいろ心細いこともおありでしょうし、
	僕がちょくちょくお訪ねしていることを、何かと心強く支えにしていただいているようなんです。
	ともすれば孤独に陥りがちな方も多い現代、街のでんきやって、身近な相談相手、
	話相手になれるのじゃないかと思っています。
	



近くに住んでいるからこそ、地域の事や気候の事もよくわかってくれた上で、
最適なリフォームを提案します。
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