ついさっきも水道トラブルの電話があって、息子が飛び出していきましたけど、私らの仕事は、動くことを苦にしたらダメですね。水漏れや雨戸の修理、タンスやベッドの処分など、お客さまが困っていることは臨機応変に何でもやる。
ご高齢のひとり暮らしの方も多いですから、やることはそれこそナンボでもあります。
おかげさまで毎日、忙しくさせてもらっています。
近頃はリフォームのご依頼も多くなりました。
それはそれで、とてもありがたいことなんですが、私は、街のでんきやの本分はやっぱり家電だと思っています。
リフォームは金額が大きいですから、商売を考えればついリフォームに比重をおきがちですが、それにかかりきりになって乾電池一個、電球一個をおろそかにするようでは本末転倒。
家電製品をずーっとお世話したり、電気のある暮らしを見守り続けるのは、街のでんきやの他にはいないと思うんです。
家電のある生活を豊かに楽しくしていくのが、私らの使命。新しい家電が届いたり、トラブルが解決したときの、お客さまのうれしそうな顔を見ると、街のでんきやをやっていて良かったと思いますね。うちの店には家族以外に五人の従業員がいて、そのうちの一人は保育園の先生から転身した変わり種ですが、若い人ももっと、街のでんきやを志したらいいと思いますよ。
お年を召すと、どうしても新しいことに臆しがち。
家電製品もこれまでと同じ使い慣れたものがいいという方が多いんです。家電製品ってもちろん、新製品だからいいというわけじゃない。
その方の暮らしに合っていることがいちばん大切なことですが、そのなかで僕は、お客さまの暮らしがいまよりもっとワクワクしたり、さらに快適になったりすることを提案してさしあげたいんです。こんなことを言うのはちょっとおこがましいですが、お年寄りの毎日にも、新しい世界を開いてあげたいなと思って。
「ちゃんと使えるかしら」というご心配には、僕らがついているから大丈夫。
お客さまが使い続ける間、しっかりサポートさせていただきます。
ひとりひとり違うお客さまの身になって、これがいいと信じられるものをご提案し、「アンタんとこで買ってよかった」と喜んでいただく。そんなときのお客さまの笑顔が、僕のパワーの源です。
今日はお客さまのお宅に新しい洗濯機をお届けしたんですが、僕が心がけているのは、お客さまが戸惑うことなく使っていただけるようにすること。
ストレスなく操作できてこそ、新しい製品を使う喜びを感じていただけると思うんです。
長年働き続けてくれた洗濯機を運び出したあとは、設置場所のお掃除。
これまで洗濯機で隠されていた床に不具合なところはないか、コンセントにホコリがたまっていないか、この機会にしっかりチェックしておきます。
設置が済んだら、試運転。
いままでの使い方をお聞きすると、お風呂の残り湯を利用していたということですので、すぐに同様の使い方ができるよう、僕のほうでコース設定。
また、毛布もおうちでお洗濯してみたいとのことですので、洗濯槽への上手な入れ方も実演しました。使ってみて、わからないことがあれば、何度でも僕を呼んでくれればいい。
「僕、動く説明書だから」とお客さまには言っているんです。
お客さまからお電話がなくても、納品後はときどき様子を見に訪れます。
お客さまのなかには、わからないことがあっても自分から言い出せない方もいらっしゃいますから、僕のほうで何かお困りのことがないか、汲み取るように努めているんです。
それを引き出すのも、街のでんきやのチカラかなぁ、なんて思っています。
とにかく僕は、お客さまとお話しするのが大好き。元気がないときほど、お客さまのところに伺うんです。
お話ししていると、元気をもらえる気がして。
この仕事、僕の天職ですね。
年のせいで背が縮んだのか、洗濯機の奥まで手が届きにくくなって、中のものが取り出しづらくなったんです。もう21年間も使っていましたし、思い切って買い替えることにしました。主人が「どの洗濯機にするか、きんすいさんにまかせておけば間違いない」と言いましてね。Jコンセプトを選んでいただいたんですが、本当に大正解です。以前、冷蔵庫を買い替えたときは、それまでのと冷凍室と野菜室の位置が違っていたので、間違えないようにシールを貼ってくださったんですよ。何かと気配りしていただいて。こんなこと頼んでいいかしら、と思うようなことも、すぐ駆けつけてくれるので助かっています。
近くに住んでいるからこそ、地域の事や気候の事もよくわかってくれた上で、
最適なリフォームを提案します。
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