介護という人生のステージが
少しでも幸せであるよう
お手伝いしたいんです。

街のでんきや3店舗に加え、
＜パナソニック エイジフリーショップ＞を運営しています。

うちの店は、信用金庫に勤めていた父が脱サラし、1976年にマキノデンキの名で始めました。

創業10年目の1986年には、これからの電気店のあり方を展望して、「家電製品の情報化＝てくの」と「住宅設備の快適化＝ハウス」を進めるとの決意をこめ、＜てくのハウスMAKINO＞と改名。家電や空調、情報通信、セキュリティ、太陽光発電、各種リフォームなど、プロフェッショナルな技術で地域のみなさまのお役に立つことをモットーとしてきました。

わずか7坪から始まった街のでんきやですが、いまでは京都府内に３店舗を展開。それに加えて2004年に、介護用品や介護リフォームの専門店である＜パナソニック エイジフリーショップ長岡京店＞の運営を開始。2015年には移転し、＜京都乙訓店＞として運営しています。

「街のでんきやが、なぜ介護のことまで？」と、疑問に思われるかもしれません。でも、僕からしたら、街のでんきやである僕たちが介護生活のサポートを考えるようになったのは、極めて自然な流れでした。

介護は、一部の限られたお宅だけのことではありません。
身近にいる僕たちだからこそ、できることがある。

老老介護が社会問題になって久しいですが、もはや介護は特別なことではありません。うちのお客さまは、まだお若いファミリーの方々も大勢いらっしゃいますが、高齢化が進んでいるのは、この地域でも例外ではありません。

うちの店は＜てくのハウス＞と名前をつけているように、家のこと全般をフィールドとし、以前から、家の中から段差をなくしたり、手すりを付けたりというケアリフォームを多数行ってきました。

それに考えてみれば、電動ベッドだって電動車椅子だって、介護福祉用品とはいっても、高齢社会とともに必要になった電化製品のひとつといえるかもしれません。

介護し、介護されることは、誰にでも訪れる人生のライフステージのひとつ。そのステージにおいても、できるだけ心豊かな暮らしが送れるようなお手伝いがしたい。住み慣れたご自宅で、これからも自分のペースで安心して暮らすという願いに、本気で応えたい。

そんな思いから本格的に介護ショップの運営に取り組むことを決意しました。

ケアマネジャーさんと連携しながら、
お一人おひとりに最適なご提案をすることで、
介護というステージを少しでも幸せなものにしたいです。

＜エイジフリーショップ＞では主に、介護福祉用品の販売・レンタルと、介護リフォームを仕事とし、もちろん介護保険の利用手続きなども行っています。

ベッドも車椅子も歩行器も手すりも実にきめ細かな種類を取り揃えていますが、介護福祉用品というのは、ちょっとの差で使い心地が大きく変わるだけに、お一人おひとりの状態にふさわしいものをご提案することが最も大切です。

福祉用具専門相談員がお客さまの担当ケアマネジャーと連携しながら、お客さまの心身の状況やご家族の介護力などを踏まえて、最適な福祉用具をご提案。お届けした後も、使い慣れるまで何度もフォローいたしますし、お使いの福祉用具がケアプランの目標に合ったものであるか、定期的にご訪問して確認。お身体の状態などを考え、必要に応じて調整や再選定を行っています。

またリフォームは、そもそもうちの得意分野。住まいのバリアフリー化から、介護のためのトイレや浴室の改修、階段昇降機の取り付けなど、さまざまなことにお応えしています。

まずお宅の状況を確認し、実際に動いていただきながら、慎重に最善の策を検討。建築設計力と福祉のノウハウをひとつに、お身体の状態や生活動線に配慮したプランをご提案するよう努めています。

介護される方にとっても、する方にとっても、少しでも気持ちに余裕が持てるような暮らしをお手伝いしたい。僕たちがいることがちょっとでも支えになったら、うれしく思います。

介護ってつらいイメージがありますが、それだけじゃないんですよ。

お一人おひとりのお年寄りに接していると、日々、うれしい変化があります。

うちの施設は、牧野さんのところの＜エイジフリーショップ＞にたいへんお世話になっていますが、介護がもっと夢や希望の持てるものになるよう、一緒に取り組んでいきたいですね。