お客さまと店の間に“それぞれの物語”
vol.11家電のお世話係の話
どの店で買うかによって、
商品の価値って違ってくると思うんです。
たとえばエアコンも、お店に並んでいる段階では、まだ半完成商品なんです。お客さまのお宅で取り付け工事をして、初めて完成商品になる。いくら高級なエアコンを買っていただいても、工事や部材の質が悪かったら、 持ち前の性能を生かすことなんてできませんからね。お売りしている商品は同じでも、どこで買うかによって、お客さまにとっての商品の価値って大きく変わってくる。そのことをいつも肝に銘じています。「フジイデンキで買ってよかった」と、お客さまには思っていただきたい。買っていただいたあとのフォローにも力を入れるなど、商品の価値に、店の価値をプラスできるよう努めています。
うちの店は、家電のお世話係。
フィルターの交換時期が近づくと、お知らせします。
売りっぱなしの商売はしたくない。そう思って始めたことのひとつが、エアコンや空気清浄機、掃除機などのフィルターやカートリッジの交換時期のご案内です。というのも、以前、あるお宅が冷蔵庫を買い換えられたとき、 引き上げた古い冷蔵庫についている自動製氷の浄水フィルターが、汚れていることに気づいたんです。長年お使いだったのに、どうやら一度も取り替えられた形跡がない。フィルターやカートリッジって、定期的に交換する必要がありますが、そういうことってお客さまの方ではなかなか気づきにくい。だから、交換時期が近づくと、うちの店から手書きのご案内ハガキを差し上げることにしたんです。と言っても、この管理がなかなか大変な作業。ご案内を差し上げても、お客さまによっては、そのタイミングで交換されるとは限りませんし、お客さまごとに事情が異なる。パソコンではかえって管理しづらくなって、アナログ管理してるんです。でも、交換しにお客さまのところに伺うと、「あらー、わざわざこれだけのために来てくれたの」と喜んでいただいて。そうおっしゃっていただけると、うれしいですね。
誰に聞いていいか、わからない。
ちょっと困ったときの、パソコンのお世話もしています。
お客さまにも、「うちの店は、家電のお世話係」と言っているんですが、近頃増えているのが、パソコンに関するSOS。「突然、マウスが動かなくなった」「ヘンな文字がでる」「データが消えるーっ」ご年配の方も多いですし、お子さまたちが独立されて離れていると、パソコンのちょっとしたトラブルも、誰に聞いていいかわからない。そんな時も、お手上げのまま放っておかず、フジイデンキに相談してね、と話しています。安心で便利な「かかりつけのデンキ屋」として、お客さまの毎日の暮らしのお役に立っていきたいですね。
※ここでご紹介したサービスは、この店独自のものです。すべての店で行われているものではありません。