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お客さまと店の間に“それぞれの物語”

vol.59驚きのあるサービスの話

お客さまからの頼まれごとはどんなこともまず、「やるよ!」と即答します。

膝が痛いというお客さまの話から、
電気自動車での送迎サービスが始まりました。

私のモットーは、お客さまが困って「やってくれない?」と相談されたことには、決してノーとは言わないこと。まず、「やるよ!」と即答し、それからどうやってやろうかと考えます。草刈りや、雨どいの掃除や、ぶかぶかになった床の修繕や、いろんな頼まれごとを引き受けてきましたが、そのなかでもお客さまから驚かれたのが、電気自動車による送迎サービスです。そのきっかけとなったのが、あるおばあちゃんのつぶやき。「病院に通っているのだけれど、膝が痛くて、毎回タクシーに乗っている。往復で数千円かかり、年金暮らしの身ではなかなか大変」とのお話でした。最初はごくごく私的なサービスとして送り迎えしてさしあげたのですが、運転免許を返上した高齢ドライバーの方や、ひとり暮らしのお年寄りが増えているなか、タクシーを利用するほどでもない、ちょっとしたお出かけに不自由されている方が思いのほか多いことがわかりました。そこで、軽の電気自動車を導入し、お付き合いのあるお客さまの送迎ニーズにお応えすることにしました。「でんきやさんが、こんなことまでしてくれるなんて!」と感激され、口コミなどで送迎サービスご利用の輪が広がっています。

モノがあふれかえった、お客さまのお宅。
断捨離のお手伝いから、快適な居住空間のご提案まで。

3年ほど前のことなんですが、いつのまにか増えすぎたモノにお困りのお客さまがいらっしゃいまして。2階の6畳2間は、それこそ足の踏み場もないほど、モノがぎっしり。とうとう私のところに助けを求めにいらっしゃいました。まず、必要品と不用品を分類することから始まり、軽トラックを準備して不用品を処分。賞味期限内の食品や新品の贈答品などは、無駄にすることがないよう、お店のお客さま方を通じて、捨てずに活用しました。不用品が片付いたあとは、快適な居住空間づくりを段階的にご提案。つい先日は、リビングをすっきりした空間にするために、パナソニックのシステムファニチャー“キュビオス”による壁面収納をプランニングし、納入させていただいたところです。実際に設置されたときのイメージは、色見本だけではなかなか掴めませんから、私の自宅に、カラーの異なる“キュビオス”を設置。ショウルームがわりに見ていただき、プランを決定しました。設置のあとは、テレビやブルーレイレコーダーを据え付け、奥さまのご指示をいただきながらモノを収納。見違えるようになったリビングに、お客さまも感動のご様子。こうして喜んでいただいた時が、私としてもいちばんうれしい時です。

いま、「でんきやさんの学校」から実習生が来ています。
この仕事が、いかにやり甲斐があるか感じてほしい。

一般の方はご存じないと思いますが、パナソニックには「でんきやさんの学校」があります。「松下幸之助商学院」といって、全寮制で一年間、同期の仲間たちと寝食を共にしながら、でんきやとして必要な知識や技術を身につけるとともに、人格の修行にも励む場です。私もそこで学びました。なかなか厳しい一年間で、心身鍛錬のための武道や茶道など、これが何のために役立つのかと思ったものですが、のちのち社会に出ると、あの一年間に体験したことの意味がわかってきます。実はいま、うちの店に、商学院生が40日間の実習に来ています。じかにお客さまと触れ合いながら、実際の仕事の現場を体験するのが目的。40日間ぐらいでは十分な実習ができるとはいえませんが、自分から主体的に考えていけば、“街のでんきや”という仕事は、とても可能性がある面白い仕事であることを感じとってほしいと思います。私も日々、お客さまと接しながら、「自分のじいちゃんやばあちゃんだったら、どうすると喜んでもらえるかなあ、びっくりするかなあ」と考えているんです。「あの店はここまでしてくれて、いつも驚かされるなあ。あの店がなくなったら、生きていけないよ」と思っていただくのが、私の目標ですから。

実際のお客さまを前に、緊張の連続。将来は、お客さまの気持ちを汲み取り、お客さまのための提案ができるようになりたいです。村上大樹(松下幸之助商学院生 19歳)

僕の家は鳥取県で、祖父の代から“街のでんきや”をやっています。僕も自然とでんきやを継ぐ気になり、電気工学などを学べる高校を卒業後、「松下幸之助商学院」に入りました。同期生には、いったん福祉関係の仕事をしたあと商学院に入った30歳の方など、いろんな仲間がいます。それぞれの思いや将来のことなどを話し、励まし合い、きっとこの一年間は人生のなかでも重要な一年間になる気がします。いま、石井社長のお店で実習させていただいていますが、お客さまを前にすると緊張します。つい先日は、キュビオスの設置に同伴しました。お客さまはご高齢で力仕事など無理なご様子でしたので、収納など、僕たちの方でするよう、できるだけお手伝いしました。石井社長からは、「この仕事が面白くなるのは、3年目からだよ。お客さまへの生活提案が受け入れられ、“にいちゃんから買うよ”と言われるようになると、どんどん面白くなる」と言われています。僕はまず、お客さまの気持ちを全身全霊で受け止められるようなでんきやになりたいと思っています。

※ここでご紹介したサービスは、この店独自のものです。すべての店で行われているものではありません。

  • 松下幸之助は私たちの中に生きている パナソニック100年 あなたの街のでんきや物語 街を元気にプロジェクト著 PHP研究所出版
  • パナソニックの店のうたができました
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