地域のみなさんの健康をサポートしたい。
静岡のでんきや“パレッツ富士見”さんが、NPO法人“東京ベルズ”による、「のどピコ体操」コンサートを開催しました。
シニアの集まり“楽寿会”のみなさんが60名ほども参加し、歌って笑って、元気な時間を過ごしました。
「のどピコ体操」とは、誤嚥性肺炎を防ぐための、声帯のアンチエイジング法。
声楽家であり、NPO法人“東京ベルズ”を主宰する高牧康氏が考案しました。
私たちの声帯は、加齢や会話の減少により、痩せてシワができ萎縮します。
声帯は声を出すためだけでなく、食べたものが気管に入らないようにする弁の役割も務めているのですが、
声帯が萎縮すると、食べたものが誤って気管に入る誤嚥をおこしがち。
肺炎のリスクを高めてしまいます。
高牧氏が「声帯を鍛えて、誤嚥を防ごう」と考案したのが、
歌と顔の動きなどを組み合わせた、オリジナルの「のどピコ体操」です。
「お母さん、顔にシワができちゃった?実は、声帯にも…」
高牧氏の軽妙なトークで声帯萎縮について学んだあとは、さあ、みんなで「のどピコ体操」!
まずは声帯萎縮について、実際に撮影された声帯の写真とともに学習。
初めて目にする声帯の様子と、高牧氏のユーモアあふれる解説に、驚いたり笑ったり…。
そして、いよいよ「のどピコ体操」!
♪のどピコ体操、まゆげから、上げたり下げたり下げたり上げたり……♪
東京ベルズのみなさんと一緒に、顔を動かしながら歌い、
声帯の体操を初めて体験しました。
大きな声で歌うことも、声帯にとっていい運動。
みんなで懐かしのメロディを合唱したり、“東京ベルズ”の素敵なコーラスに聴き惚れたり…。
学生時代のようにみんなで歌うのも、カラオケとは違った楽しさ。
“東京ベルズ”のみなさんのコンサートタイムでは、
数々のコンクールでも優秀な成績をおさめてきた、素晴らしいハーモニーにうっとり。
高牧氏が東日本大震災によせて創った曲では、静かな感動が会場を包みこみました。
パレッツ富士見さんから、全国の街のでんきやさんへと、「のどピコ体操」コンサートが拡がっています。