高校を卒業後、服飾デザインの専門学校へ進み、
スポーツ用品メーカーに就職しました。
その後、退職して夢でもあったアメリカ留学を2年間経験。
帰国後は自店でアルバイトをしていたのですが、
お客様と接するなかで「電器屋さんてこんなにも愛され、
大事にされるんだ」と感じるようになり、
店を継ぐ意志を固めて商学院に入塾しました。
店を継ぐのであれば商学院に入り、
電器店に必要な知識の習得や、より人間力を高めるために
一年間しっかり学ぶことが最善だと考えました。
商学院であれば、この仕事に必須の「第二種電気工事士」の
資格取得や、お客様へのお役立ちについても学べる。
さらに、同じ志を持った仲間と横のつながりもできると
聞いていたので商学院への入塾を決心しました。
同期生との共同生活を通し、
コミュニケーション力が身に付きました。
年齢の幅が広い仲間たちや先生方との会話は大いに勉強になり、
いまもお客様との関係づくりに活きています。
そのほか、ドアはゆっくり閉める、お客様の前を横切らない
といった、基本的なマナーも身に付くとともに、
「ありがとう」という感謝の気持を忘れずに
行動できるようになりました。
あるお客様から「商品を売る前に、顔を売りなさい」という
アドバイスをいただいたのですが、
それを実践したいと考え、自己紹介チラシを作成し、
担当エリアのお宅を一軒ずつ手配りしてまわりました。
後日、訪問した際にチラシに書いた内容を話題にしていただくと、
「ちゃんと読んでもらえているんだ」と、うれしくなりましたね。
いまも取り組んでいることなのですが、
お客様へお配りするチラシや接客時のトークで当店が
得意とするリフォームをアピールし、
サービス内容をお客様にしっかりお伝えするよう心がけています。
「街のでんきやさん」がリフォームをはじめ、
暮らしに関する広い範囲でお役に立てることをご理解いただき、
一人でも多くのお客様に頼りにしていただきたいと思います。
※松下幸之助商学院は、パナソニックの「街のでんきやさん」の後継者を育成する学校です。