私が高校3年生のときに
自店がリニューアルオープンしたのですが、
その際にお客様や関係者がたくさん来店され、
「ウチの店ってすごいな」と思ったんですね。
「これだけ多くの方々に支えられている立派な店なんだ」と
誇らしく思い、「将来、自分がこの店を継ごう」と決意。
それならば…と、父も卒業した「電器店の経営者を育てる学校」
である商学院への入塾を決めました。
商学院生活の一年間で身に付けた、
「挨拶は大きな声でする」「玄関に入ったらきちんと靴を揃える」
といった「商学院マナー」は、
お客様のお宅を訪問する際に実践しています。
日々の繰り返しで徐々に習慣づき、
一年経てば“やって当たり前”になりました。
「やっぱり社会人としてのマナーや礼儀作法は
お客様サービスの一環として大切だな。身に付けてよかった!」と
実感しています。
「商品を売る前に自分を売る」ということで、
自己紹介チラシを作って社長と一緒に
お客様のお宅を訪問しました。
意識してお客様と接することで
自然に言葉がスッと出るようになったことを覚えています。
また、日々の活動を通し、
お客様視点で物事を考えられるようになりました。
ご要望に対してすぐに対応する、丁寧に受け答えする…。
そういった言動を常に心がけています。
リフォームを「街のでんきやさん」でもやっているということを、
もっと広めていくことが大事だと考えています。
訪問時にトイレをお借りした際は「アラウーノ」を提案するとか、
ドアの建て付けが悪ければ修繕・改修を提案するとか、
どんな些細なことでも気づいた際は、
より快適な暮らしをお届けしたいという思いを込め、
ちょっと一声かけるということを行っています。
いまも心がけていることですが、お客様から何か依頼されたとき、
迅速に対応する力を高めたいと考えています。
お客様から声をかけていただいても即座にお答えできず、
「調べてあとで電話します」という応対になってしまうことも、
まれにあるんですね。
どんな相談や問い合わせに対しても、
すぐにパッとお客様のためになる答えを出せるよう、
普段から準備を整えておくよう努力しています。
※松下幸之助商学院は、パナソニックの「街のでんきやさん」の後継者を育成する学校です。